【2008年11月1日(土)】初秋奈良・京都特別拝観の旅Vol.13
佐保寺の三観音巡りの最後は不退寺。
【南大門】
海龍王寺の秘仏を拝観した後、再び自転車で佐保寺三観音の最後となる不退寺を目指して東へ進む。横断歩道のない広い道を渡ってすぐ左折した小路の奥に小さな山門が見えた。門前の道に何台か駐車している。
先ほど海龍王寺でもらったスタンプラリーハガキを拝観受付に出しスタンプを押してもらう。
【本堂】
門を抜けると正面にお堂が見えるが、左右に緑が生い茂りお堂の左右がさえぎられて全体が見えない。お堂の手前には大きな丸いタライに蓮などの花の茎がある。
【聖観音菩薩】
本堂に上がると須弥壇に木彫の聖観音菩薩立像が安置されている。ところどころ彩色が剥落してしまっているが、両耳の後ろから大きな白いリボンが突き出していて、いかにも少女らしい観音の姿を呈している。彩色が完全に残っていれば艶めかしいふっくらとした女性像であっただろう。
在原業平が自ら刻んだ像なので、理想の女性を現したとも言われているようだ。
他にも寄木造りで彩色も残る五大明王も安置されている。憤怒の表情は穏やかであるが、くっきりと分かりやすいポーズである。
【朱印】
本堂いらした若い住職に朱印をお願いすると、本坊で受け付けているのでと言われる。その坊の縁側にはガイドブックや絵葉書の見本が置かれていて、柱にブザーが着いていた。ブザーを鳴らすと、老住職が来られたので、朱印とパンフレットの購入をした。
スタンプラリーで3種類のスタンプが押されたハガキに氏名等を記入して、拝観受付の投函箱に投入した。