【2008年5月5日(月・祝)】三浦ハイキングVol.4
運慶仏に感銘を受け、また仏像マニアの多いことにも半ば呆れて、昼をどこで食べようかと思っていると、「佐島マリーナ」の看板を見つけた。この辺りは全くの不案内なので、マリーナまでどのくらいかも何か食べるところがあるのかも分からない。看板の掛かる店に入って訊ねると、マリーナまでは徒歩15分くらいで、食事できるところはあり、その手前にも魚屋が始めた食事処は最近テレビで取り上げられ人気なので並んでいるかも知れないと、丁寧に教えてくれた。
まぁ、急ぐでもないのでそこまで行ってみようと歩き出す。細い道だがクルマは多いものの、歩いている人など見かけない。しばらく行くとヨットやクルーザーが停泊したり、陸揚げされているのに出会う。この辺一体がマリーナということだろうと、更に進むと何軒かの食事処が見つかった。が、店外にまで並んで待っていた。仕方ないので1軒の店で待つことにしたが、どうせならば天気が良いので戸外で食べられればと、芝生席を予約した。
席を待つこと30分以上だったが、芝生で港を見ながらの食事はなんとも気持ちの良いものとなった。少し風が出てきたが、空は青く、漁港に並ぶ船や市場や緑の丘など視界に入る光景は、落ち着いていて美しい。
まぐろの水揚げで名高い三崎にも近いのでマグロの漬丼も美味しい。地元の漁港に上がる地の魚介類は安くて美味しい。定食は、マグロ、イカなどの刺身に太刀魚の焼魚、カマスの揚げ物も付く盛り沢山だ。サザエも頼む。思いがけなくビールも日本酒も美味しいランチタイムとなった。多くのお客さんはクルマなのでアルコールが飲めない。こういう時の優越的な思いはいいものだ。天気の良いなか、風を頬に受けて歩くのを厭わないで得られる恩恵は大きいし、環境問題にも貢献できている。