■07夏:高野山・奈良・京都旅行(36)
【2007年8月23日(木)】
今回の旅行の5日目。曇りだが相変わらず暑い。雨の予報も出ている。
今日は丸一日吉野散策。吉野は初めて訪れるので期待と不安が入り混じる。世界遺産にも登録され脚光を浴びるが、やはり桜の時期が一番混雑する。何しろおよそ3万本と言われている。
吉野を選んだのは、ここが役行者による山岳修行の地として開かれ、空海の真言密教の修行も行われた縁の深い場所だからだ。
昨日の飛鳥からの関連では、天智天皇崩御の後、弟の大海人皇子が出家してここ吉野に壬申の乱の前に隠れていた所だ。
【吉野まで】
奈良からは昨日同様に近鉄で大和西大寺→橿原神宮前→吉野となるが、8:37に奈良を出発しても吉野には10:23に着くといった長丁場の移動だ。吉野川と超えると途端に緑の多い風景となってくる。
電車を降りたのはほんの2-3人に過ぎない。が、臨時改札もあるほどなのでその時期にはすごい人並みなのだろう。
【奥千本口へ】
駅からわずか先にケーブル乗り場があり、3分乗った先の吉野駅では奥千本口へのマイクロバスが待っている。
もちろん歩くのもいいが、今日は先に上まで行ってから降りてくるコースを取る。ただどのくらいの行程かが良くわからない。
マイクロバスには7名が乗車。途中の道にも人通りはほとんどない。
【終点】
20分ほど狭い山道を揺られると特にバス停はないが、ここが終点だと告げられる。この坂が金峯神社への参詣道だ。