■07夏:高野山・奈良・京都旅行(33)
【2007年8月22日(水)】
資料館を出て直進し右手のの奥に山田寺跡がある。
興福寺の国宝館に展示されている白鳳時代の傑作といわれている仏頭はこの山田寺の本尊を盗んできたと言われている。それほどここは初期仏教寺院として有名だったようである。
【山田寺】
蘇我倉山田石川麻呂の発願によって建てられた。石川麻呂と言えば、蘇我馬子の孫ではあるが、中大兄皇子、中臣鎌子に取り入れられ、蘇我入鹿の誅殺をはかった際に、その暗殺の合図となる朝鮮使の上表文を大極殿で読み上げた人物である。中大兄皇子の后になった娘はのちの持統天皇を生むことになる。ただ、有らぬ嫌疑をかけられ、一家がこの山田寺で自害することになる。
歴史を知るにはやはり現地に来てとリアリティが出てくる。
【再建された東回廊】
飛鳥資料館には、東回廊を発掘された部材を使って再現している。