■07夏:高野山・奈良・京都旅行(7)
【2007年8月19日(日)】
今日は東京で朝4時半に起床して、東京駅から新幹線で新大阪に行き、タクシーでなんばに移動後、南海電車で極楽橋。そしてケーブルで高野山へ、更にバスで千手院橋に着いてから、半日歩いた。
夕方4時半過ぎに今夜の宿である宿坊の一乗院に辿りついた。
【一乗院】
着いたときに預けた荷物は新館の2階の奥の「木蓮」という部屋に既に上げていて頂いた。
僧侶の方に部屋に案内して頂き、館内の諸注意や観光の見どころなどを伺った。
夕食は午後5時半か6時。風呂は1階で午後9時まで、朝は使用できず。門限も午後9時。布団の上げ下ろしは僧侶の方が行ってくれる。朝6時過ぎに館内放送で勤行の案内があるが、参加するかしないかは自由である。夕食、朝食共に部屋に運んでいただける。チェックアウトは10時。
新館の部屋は8畳で、液晶TVもLANも着いている。入り口には洗面所とトイレ(ウォシュレット付き)がある。
これは、ほとんど何ら観光旅館と変わらない。仲居の方が僧侶に代わるというだけに等しい。ここで宿泊者の世話をしている僧侶は8名という。もちろんそれは修行の一環であり、通常の僧侶としてのお勤めがある。
【夕食】
夕食前に風呂に入る。男用は3人の洗い場。湯船も大きくゆったりできる。浴衣にタオル・歯ブラシセットも付いている。
三の膳まである豪華な夕食。積み上げた膳を僧侶が運んできてくれる。夕食時間を問われた際に、「般若湯」を訊かれた。ビールも日本酒もある。それぞれ1本頼んだ。
精進料理は素材を加工して様ざまな料理に展開するので、健康的でしかも見た目も綺麗だし、味は薄味淡白とはいえ飽きない。大変おいしく頂いた。
食事が終われば、膳を下げ、布団を敷いてくれる。オプションで頼んだ写経の説明もしてくれた。
だが、まだ7時半にもならない。