【2007年8月4日(土)】
梅雨明け後の晴天の土曜、朝9時半に東京国立博物館の「京都五山禅の文化展」に行って来た。
照りつける夏の陽射しの中、上野公園には既に大型バスや電車で多くの人が押し寄せていたが、噴水が少し涼を与えてくれた。
【東京国立博物館】
9時半丁度に到着。東博前にはチケットを買う人も含め30名ぐらいが並んでいた。予想よりも少ないのでひと安心。
禅というとすぐに座禅を思い浮かべるが、座禅を組んで瞑想にふけるのは悟りを開くための一つの手段なのだろう。また、禅問答などと聞くと、何だか訳の分からぬ小理屈を並べ立て相手を言い負かすような印象もあるが、これも真実を問うことの一種のディベートであり、学問の探求なのであろう。
【Let's ZEN !】
これはどういうことか?禅文化にもっと触れよう!とでも訳すのだろうか?
京都五山というのは、別格の南禅寺のほかに、天竜寺、相国寺、建仁寺、東福寺、万寿寺を指す。
禅寺は座禅などにより悟りに至るので、仏像、仏画は比較的少ないが、方丈の白壁や庭園、それに茶道や水墨画などの日本文化の基となっているものが多い。
春に観光に行った相国寺の本尊:釈迦如来坐像や国宝の雪舟による破墨山水図など多くの展示品がテーマ別に展示されていて、大変わかり易い企画展だった。
雪舟の絵は人を魅了する強さを持っていた。