【2007年7月22日(日)】
午前中の雨が止んで薄日が射してきたので、世田谷の岡本にある静嘉堂文庫美術館に行って来た。
【静嘉堂文庫美術館】
今回初めて静嘉堂文庫美術館を訪問した。小田急線成城学園前から二子玉川行きのバスに乗り10分程度のバス停から徒歩約10分で入り口に着く。
そこから更に傾斜の緩やかな坂を歩くこと数百メートルの高台に美術館が現れた。
森林浴に行ったような感じの鬱蒼たる木々に囲まれた広大な敷地は、旧三菱財閥によって設立されたようだ。
美術館はなんと国宝7点、重要文化財82点を含む凡そ20万冊の古典籍と5,000点の東洋古美術品を収蔵しているという。
今回の展示は「中国・青磁のきらめき -水色から青、緑色の世界-」というもので、中国の青磁-龍泉窯をはじめ、耀州窯・南宋官窯・鈞窯・景徳鎮窯などの「いろいろな青色」の青磁を見ることが出来た。
中でも重要文化財に指定されている「青磁牡丹唐草文深鉢」の鉢内部の青磁釉の美しさは格別で見惚れてしまった。