【2007年3月21日(水)】
京都国立博物館の前からバスに乗ると大渋滞。東山五条の交差点付近は清水寺に向かう参拝客でごった返している。
数年前に大晦日に知恩院で除夜の鐘を聞いた後、清水寺に向かったがそのとき以上の混雑振りだ。
バスを降り、渋滞を徒歩で回避し、清水道を過ぎてから左に入る。小粋な料理屋が何軒か並ぶ道を通り数分で臨済宗建仁寺の勅使門に着く。
【勅使門】
【本坊】
栄西が建立したこの寺は日本最古の禅寺である。
本坊の外観は天竜寺や南禅寺といった禅寺特有の白壁で凛とした趣がある。
【石庭】
前の週に息子が回った京都の寺社で一番良かったと言っていたのが「建仁寺」だった。
平日の昼過ぎに誰もおらず、この石庭を一人で占領していたという。やはり石庭は一人佇んで占拠したい。
竜安寺でもそうだが、一人で瞑想するというか頭を空にして何も考えない時間を過ごすのは貴重だと思う。
何も考えないというよりも一心に何かを感じている時間なのだろう。禅とは自己を鍛えることになろうか?
【中庭】
中は思いの他広く、中庭も多い。
【風神・雷神図屏風】
俵屋宗達筆の複製品が玄関に飾られている。国宝の本物は京都国立博物館に寄託されている。
また、別室には陶板製も展示されていた。
【北門】
祇園歌舞練場から南に下るとこの門にあたる。年末に拝観できない日の立て札が掲示されていたのを思い出す。