【2012年9月27日(木)】
興福寺友の会に入会していると「興福」という冊子が定期的に送られてくる。
巻頭言には毎回、興福寺多川俊映貫主のエッセイが掲載されている。
今回のタイトルは“「科学的」-この紋所が目に入らぬか”
水戸黄門を引き合いにし、現代では「この紋所が目に入らぬか」との決め台詞は「科学的」の一語であり、これは科学的な根拠に基づく数値であり論考だ、と言われれば、我々はそこにひれ伏すしかない。
便利で快適な生活が進んだ現在では、手間のかかるものや不快なものは敬遠されるが、それでいいのかと。
真善美にかかわることなど、手間ヒマをかけずして、どうして大きく展開することが出来るのだろうかと。
「科学的」という一語で、ハハァ、恐れ入りましたと。と恐れ入ってはならない。と結んでいる。
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3・11以降の原発問題を見ればそれはその通りであり、我々はあまりにも自然の畏怖を忘れてしまっているのではないだろうか?
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ここからは、奈良近郊にお住まいの方や奈良観光に行かれる方へのお願い。
行きたいけど、行けないので、もしご興味があって、行かれたのなら、ご一報をいただきたく。
<興福寺の行事>
1) 10月6日 午後5時~ 21回 塔影能 (東金堂前庭)
2) 10月17日 南円堂 公開&大般若経転読法要
3) 10月13日~11月25日 仮金堂特別公開