【2012年8月13日(月)】2012年夏福井・奈良・京都旅行#48
ほうそう地蔵から、次は「天乃立石神社」と「一刀石」へ。
途中の分岐点。ここにいったん戻り、その後「芳徳禅寺」へ向かう。まづは、安易に信じてはいけないが、あと380mの一刀石・天乃立石神社と書いてあるほうへ。
ようやく見えた鳥居。その先には鬱蒼とした森が待ち受けている。すでにここで霊気のような空気が感じられる。
おそらく湧水があるのだろう、滑りやすい岩道を歩くと、大きな岩がゴロゴロとしている。
写真以上の迫力というか驚き。
ここは柳生家の修練場といわれており、巨岩が重塁しており、巨石を御神体として祀っていると書かれている。
手力男之命が開いたという天の岩戸の扉が空を飛んでここに落ちたという伝説の地。
天石立神社は、拝殿の向こうに御神体の巨岩。
天照大御神(日向神社)
豊磐門戸命(天石立神社)
櫛岩門戸命(天石吸神社)
天磐戸別命(石立神社)
これら四座の神を総括して天立石神社というとのこと。御神体は扉の形をしており、花崗岩で、前伏盤、前立盤、後立盤の3つに割れている。前立盤は高さ3.6m、幅7.3m、厚さ1.2mもある。
さらに、その先に「一刀石」という巨大な岩がある。
亀の甲羅のような形をした岩のほぼ中央に刀で切ったような亀裂が入っている。
一説によると柳生新陰流の始祖柳生胸厳(石舟斎)が天狗を相手に剣の修業をしていて、天狗と思って切ったのがこの岩だと言われている。
刀を持った親子連れが、「えいっ!」と言わんばかりにポーズをしているのを見かけた。