【2012年8月12日(日)】2012年夏福井・奈良・京都旅行#21
丹後街道といっても車がビュンビュンと走る道ではなく、昔の街道だからそんなに広くはないし、町並み保存のためか旧家がそのまま残っていて風情がある。
標識にしたがって、次は「空印寺」。予想していた以上に境内は広い。
本堂も横長ではあるが随分と大きい。が、果たして堂内は望めるか?
ほんの数cm開いた扉の隙間しかなく、堂内は窺い知れなかった。
門を入ってまっすぐの突き当りに、「八百比丘尼入定の地」と書かれた洞窟があった。
八百比丘尼伝説というのは全国各地にあるらしいが、その源はここ小浜だという。
昔、高橋長者が海の蓬莱の国に招かれ、お土産に人魚の肉をもらい、それを長女に食べさせたところ、彼女は800歳になっても娘のように若々しく、困ったので尼となり全国を行脚し最後に若狭小浜に戻り、この洞穴に入定したというものとのこと。
投宿しているホテルの前の浜が人魚の浜というのはもしかしてこの伝説に由来するのかも知れない。
続いては、更に陽が照りだしてきた中、八幡神社にお参りする。
応神天皇、神功皇后などをお祀りしている、由緒ある古い神社である。
拝殿内の壁の上部には、百人一首のように人物の描かれた額がずらりと並んでいた。
さらに、拝殿・本殿の両脇には社が四体づつ並んでいた。
地元の人がちらほらとお参りに来ていた。
さて、もう6時を半過ぎた。ホテルの隣の系列のホテルに展望浴場があるというので、朝風呂に行くことにした。