【2012年2月13日(月)】(東京古寺探訪#36)
川崎大師本堂での護摩が終了し、お札受けを父と息子に任せ、不動堂へお参りに行く。
今年の1月29日にも拝観したが、不動明王は自分の守り本尊なので祈願しに。加えて、昨日目黒不動で購入し忘れた「関東三十六不動霊場 ガイドブック」も併せて購入しようと思っていた。
お堂内でご朱印をお願いしてから、参拝をし、恐る恐る「こちらは撮影してもよろしいのですか?」と訊ねると、結構あっさりと「どうぞ」との返答。
堂々と撮影できるのは嬉しい。
この御本尊は、成田山新勝寺より勧請したご分躰で、ガイドブックには秘仏で酉年に御開帳とあるが、秘仏のよな厨子はなく、これが酉年以外に祀られている像なのかとどうか、今度伺ってみようと思う。
通常の不動明王とは異なり、目を抜き出しにした忿怒の表情ではなく、どちらかというと穏やかさが感じられる。左肘を締め、拳ががやや上がっていて、火焔光背も丸味を帯びて大きい。
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父と息子との待ち合わせ場所の山門前に行く前に、本堂前の左手にある経蔵に初めて入る。
正面には釈迦如来とその前に大きな五鈷杵があり、コの字型にお経が納められており、「このお経は何ですか?」と係りの方に尋ねると、「大蔵経といって、いろいろなお経が集まっています」と応じてくれた。
天井画をご覧ください美しいと書かれていたので、上を見上げると、上部には2頭の龍、周りの4面には、それぞれの面に2体づつの天女がカラフルな衣を纏い、しなやかに舞っている姿が描かれている。
ここでも撮影許可をいただいて撮影できた。
待ち合わせ場所に着くと、既にいつもの久寿餅と漬物を買った父と息子と落ち合い、前回は
「蛤なべ」だったのを今回は牡蠣を食べに、JR川崎経由で品川へ向かった。