【2012年1月28日(土)】(東京古寺探訪#10)「深川不動堂vol.2」
深川不動堂での初不動の初回のお護摩が終了すると、僧侶が仏殿内を拝観して廻って下さいということを言われた。このお堂は3階は寺務所らしいが、護摩壇があるところ以外にも色々な仏像が祀られているとのこと。
折角なので順路に従って歩いていくことにした。
先ずは、新本堂の左下から入る「祈りの回廊」。こここには9,500灯のクリスタルの五輪塔があり、その下に580個の大きな念珠が置かれている。
クリスタルの五輪塔の下部には不動明王が入っている。煌びやかでありながら静謐な空間である。
途中に、この上に御本尊が安置されていると張り紙がされていた。
回廊から戻ると護摩壇上の左側に出てくる。そこには溢れんばかりの不動明王のオンパレード。
そして十二支の守り本尊が厨子入りで並んでいる。
入口付近には、タイの仏像のように金箔を貼る慈愛釈迦坐像。
続いては「阿字橋」。この橋の上には梵字の阿の字が照らされている。
そして、不動明王立像の部屋もある。
2階に上がれば、弘法大師を入口に配置して、その奥の暗い部屋に、四国八十八ヵ所霊場がそれぞれの本尊が(何ていう手法かは知らないが)光に浮き出出されてずらりと並んでいる。
そして、阿弥陀如来立像の部屋もあるれば、大日如来、不動明王、吉祥天、愛染明王、十一面観音菩薩、弥勒菩薩、聖観音菩薩、阿弥陀如来など、諸仏が勢ぞろいしている。
これでもか!というくらいに見どころ満載の仏像たちである。
更に4階に。風神雷神屏風絵の奥には、宝蔵大日如堂が。
この大日如来の部屋は凄まじい。正面の大日如来坐像の他に、正面左右と左右壁面には整然と何百体もの大日如来が並び、部屋の入口左右には更に小さな大日如来が壁一面に埋め込まれている。
頭上には、大日如来の大きな天井画が描かれている。
9時から10時半過ぎまで過ごした深川不動。感動、満足、放心状態となった。