【2011年10月1日(土)】奈良・京都初秋の旅#18
(ようやく京都です)
奈良からJRで京都へ。10時半近くに到着した後に荷物を預けて、東寺へ向かう。
北門から入ると、洛南高校の文化祭が行われていて賑やかな中、思いがけず観智院が特別拝観となっていた。これが2度目か。
宮本武蔵が描いた「竹林之図」と「鷲の図」の襖絵がある。緊張感と力強さが感じられる作である。
その次の間には、唐の長安の青龍寺金堂の本尊であった五大虚空蔵菩薩が立ち並んでいる、と言いたいところだが、うち2体は先に行われた東博での「空海と密教美術展」からまだ戻られていなかったので、3体が並んでいた。
みな動物に乗っていて、左から迦楼羅、孔雀(出展中)、馬(出展中)、象、獅子となっていて、虚空蔵菩薩は細身で面長である。
庭は五大の庭と呼ばれていて、弘法大師が唐から日本にお帰りになる時の様子で、遣唐使船を模した岩に、鯱、亀、龍、鴎などの石と、左の築山を日本と表していると、係りの方が説明して下さった。