【2011年5月5日(木・祝)】湖北・湖南・奈良古刹巡礼の旅#28
矢田寺を12時半頃出発し、次の目的地の松尾寺に向かった。
先日世田谷美術館で行われていた「白洲正子展」で松尾寺の
焼損仏像残闕(千手観音像トルソー)が展示されていた。この日も世田谷美術館で展示中だったので、この仏像を拝観することは出来ないが、他にも見どころがある。
その前に、矢田丘陵を歩かなければならない。緩やかではあるが、アップダウンのある丘陵道をどんどんと進んでいく。
我々のようなハイキングの格好をしていない人たちは誰もおらず、皆さんハイカーである。
地図では、矢田寺から25分で、国見台展望台というところまで行けるとあるが、なかなかその展望台らしきところに行きつかない。
もうじきだろうというところで、ちょっとしたベンチがあったので、休むことにした。
そこにはお弁当を食べ終わった男性3人組がいて、展望台はどこですか?と尋ねると、すぐそこですよと教えてくれた。でも、日影がないので、お昼を食べるならここのほうがいいですよ、と丁寧に付け加えてくれた。
そこで、木陰の下のベンチを借りて、朝方コンビニで買ったおにぎりを1つづつ食べ、お茶を飲んで一息入れた。
本当にそこからすぐのところに、国見台展望台があった。
天気はいいのだが、黄砂の影響かで霞んでいるのが残念だが、奈良盆地の向こうには、左には若草山が、右には三輪山が見える。