【2011年4月3日(日)】
小学生の時に母親にねだって買ってもらった法隆寺の「国宝・夢違観音菩薩立像」のレプリカ。
このブログのタイトル画像として使用しているのがそれである。今でもリビングボードの上に鎮座している。
「夢違観音」の名の由来は、この像に祈れば悪夢を吉夢に変えてくれるという霊験信仰から来ているという。
法隆寺は607年に聖徳太子によって若草伽藍が創建されたが、670年の大火災によって壊滅。その後、現在の場所に新しい伽藍が復興する。
夢違観音像は、この復興期に制作された白鳳時代の代表作。
(↓この写真は東京国立博物館のカタログからのもの)
昨年は春に法隆寺を訪問した際に拝観し、その後東京で
「奈良の古寺と仏像展」で2度お会いした。
今年もGWに訪問する計画を立てている。
今回は、初めて滋賀・湖北の観音の里を訪問し、奈良では奈良市南部、矢田丘陵、斑鳩を周って、最後は再度滋賀に入って湖南三山を訪問するよう計画中。もちろん興福寺は北円堂の開扉もあるので訪問する予定。
仏像本などを積み重ねて調べながら、事前に拝観予約をしなくてはいけないお寺が何ヶ所かあるので、結構緻密に行動予定を立てている。
湖北は初めてなので、タクシー会社にお世話になろうと思い、メールするとパンフレットも送って来てくれた。
いま残っている仏さまたちは、人びとの篤い想いで守られてきた。不幸にも災害や人災で焼失したものもあるが、力強い復興に支えられて守られてきた仏像も数多くある。
「阿修羅」もそのひとつ。「いま、ふたたびの日本へ!」