【2010年12月31日(金)】恒例年末ゆるり古寺古刹巡りVol.27
東大寺は本当に広い。それほど数多く来てはいないが、まだまだ沢山知らない所がある。二月堂へ向かう裏参道の右手に建っている建造物もよく知らない。
よく知らないひとつに、二月堂で行われる修二会(いわゆるお水取り)がある。もちろんテレビや雑誌やwebでは観たり読んだりしたことはあるが、実際には観たことがない。(たとえ観に行けたとしても、その修行の何たるかを知ることはできないだろうが・・・)
絶対秘仏の十一面観音。1250年余も一度も絶えることなく続く行事。
人びとの信ずるものとは何なんだろう?とも考える。
朱印に書かれた「南無観」とは、修二会の悔過法要の際に「南無観自在菩薩(観音菩薩様に帰依することを意味する)」とお唱えするのを繰り返すうちに、「南無観自在、南無観自在」となり、「南無観、南無観」と短くなっていくのを表しているようだ。