【2010年10月14日(木)】平城遷都1300年祭の旅-秋篇Vol.3
今回お世話になる京都駅北側すぐの新阪急ホテルに荷物を預けて、再び近鉄京都駅に戻って、11:05発の特急に乗り込む。車内は7割方埋まっている。小学生を率いた学校の先生グループや、中高年のおじさんおばさんグループである。
大和西大寺で特急を降り、11:41発の橿原神宮行きの各駅停車に乗り換えて、二つ目の西ノ京が、薬師寺訪問の最寄り駅だ。
ただ、うっかりと案内に従って薬師寺に入っていくと、伽藍の北側から入ってしまいうことになる。これでは拝観の意味がない。南面する諸堂に接するには、初めは南側からのアプローチが欠かせない。
というわけで、近鉄の脇を南門目指して歩き、塀の外から松で見え隠れする西塔などを視野に納める。
狭い道を抜けていくと、薬師寺の南の正面である南門からの拝観受付に辿りつく。
東西の塔がカメラに収まるのはこの地点である。
本来であれば、更に南にある休ヶ岡八幡宮にご挨拶をしてから南門を潜るのだが、今回はパスして、一刻も早く東塔に出会いたかった。