【2010年8月27日(金)】2010 Koh Samui & Bangkok:Vol.39
18時30分。地下鉄のシーロム駅から一駅のルンピニ駅に降り立つ。するとそこでたむろしていた男性が、「どこに行く?」と親切に声を掛けてくれる。「サヴォイシーフードレストラン」と答えると、「それはない」と言う。
バンコクでは今までに何回もこういった経験をしている。国立博物館に向かっていると、今日は休みだとか、寺院を探していると、今日は午後2時からだ、とか、ジムトンプソンの家を探していると、今日は仏陀の日で休みだ、とかとかと何しろその手の問答が多すぎる。かといって何かで強引にツゥクツゥクに誘うわけでもないし、他の店に連れて行くわけでもない。
そういう経験をしているので、レストランはなくなったという言葉を信用せずに探すと、それらしいレストランがあったが、サヴォイではない。道行く人にも、ツゥクツゥクの人にも、売店の人にも聞いたが、サヴォイはなくなったと言う。
店に電話をしようとしても公衆電話が壊れている。最後に警備会社の人に聞くと、やはりなくなったという答えである。仕方なく、それらしきシーフードレストランに向かう。
2年前には、目的の店を目指してタクシーに乗ったものの、全く違った店に連れて行かれたので、今回は慎重である。だが、これだけの人がみな示し合わせて、日本人を陥れているとは考えにくい。春の政情の混乱で代替わりしたのかも知れない。
疑心暗鬼でその店に入った。店名もタイ語なのでなんと言うのかわからない。
店に入ると現地の人たちも何組かいるので、一応安心は出来た。
チャーンビールのキャンペーンガールが、そのビールを薦めるので、シンハーではなくチャーンをオーダー。
他にプーパッポンカリー(蟹のカレー炒め)、クンパオ(川海老のグリル)、空心菜、チャーハンを頼んだ。
蟹は実物を見せてもらい値段交渉し、川海老も値段を確かめる。 すべてにおいてぼったくり防止の危機管理が働いていた。
が、味は比較的庶民的でおいしかった。
ビールも大瓶2本を飲み、すべてを食べつくして満腹となった。
料金も納得できるものであった。