【2010 年5月2日(日)】平城遷都1300年祭の旅-春篇Vol.41
室生寺の境内に咲き乱れる石楠花は可憐で綺麗であるが、室生寺に来た目的は、金堂の十一面観音を拝観するためである。
ところが、拝観受付のところからすでに行列が出来ていて、弥勒堂も並んでからの参拝。
すごいのは金堂の拝観である。長蛇の列。内陣には入れないが、ひと目国宝の仏像たちをみようと押し寄せる人々が並んで待っている。
これでは並ぶしか仕方ない。
金堂に安置されている五体の仏像の一番向かって左の十一面観音は柔和で穏やかで優しい表情である。彩色も良く残されており、
光背のデザインとも良くマッチしている。
後から人が続いてくるので、そこにじっと佇んでいられるのも限界がある。
ということで、灌頂堂の如意輪観音を拝観する。温和で包容力がある観音様である。
灌頂堂を辞して五重塔まで来た。奥の院は前回行ったので、再び金堂拝観の長い(先ほどよりも)行列に加わって、2度目の
拝観を行って帰ることにした。
二度の十一面観音拝観で行列に費やした時間は忘れることが出来た。