【2010年4月29日(木・祝)】平城遷都1300年祭の旅-春篇Vol.9
本堂の前には室町時代に再建されたという三重塔が聳えている。
近くで見るよりは遠くから望んだほうが均整のとれた三重塔であることがわかる。古式ゆかしい美しい三重塔である。
その初層の内陣が、室町時代以来開扉されるという。これまで一般公開されたことがないという。これも平城遷都1300年祭のイベントの一環である。
内陣には金剛界の大日如来が智拳印を結び坐しておられた。少し下膨れの頬ではあるが、キリッとした目が印象に残る仏像である。宝冠も胸飾りも豊かに造られている。