【2009年12月29日(火)】ゆるり古都古刹巡りVol.4
和久傳での昼食後、京都駅前からタクシーで東寺を訪問するのが今日の目的の1つ。東寺の東側の門にあたる慶賀門の前に着く。
昨年08年の11月に訪問して以来1年ぶりの訪問となる。東寺を訪問するのは、1つには講堂の大日如来を中心とする五智如来、金剛波羅密多菩薩を中心にした五菩薩、不動明王を中心とした五大明王に、四天王、梵天、帝釈天の二十一躯の仏像が立ち並ぶ立体曼荼羅に触れるためである。もう1つは、朱印帳を代々東寺のものを使っているので、その予備を購入するためでもある。実家が真言宗ということもあり真言宗総本山が身近に感じられ、また弘法大師空海の偉業に深く感銘するからでもある。
【慶賀門】
【五重塔】
【金堂】
【講堂】【大日如来】
金堂の薬師三尊像を拝観してから、いよいよ講堂の諸仏に接する。講堂前の窓からは大日如来のクルリとしたお茶目な目がこちらを見ている。
堂内の二十一仏の内15体が国宝である。平安時代前期の造仏以来、講堂に安置され、あの運慶も修理に携わった諸仏がひやりとした冷気の堂内で接しられるのは実に身の引き締まる感じであり、この空間の中にいる時間が貴重なのである。
密教の教えを表現した立体曼荼羅ではあるが、何か動いている一瞬を切り取ったような立体像は、映画のナイトミュージアムのように、今にも動き出しそうである。そう思うと、森厳な堂内もパフォーミングアーツのステージのように思えて面白い。
【食堂】【朱印】
納経所のある食堂で、自分の干支にあたる不動明王の朱印をお願いし、予備の新しい朱印帳も購入した。
【八幡宮】【南大門】
朱印を受けた後に、大師堂を参拝し、本坊、灌頂院を右手に見ながら、八幡宮を参拝し、弘法大師像を見ながら、南大門から伽藍の外に出る。
南大門東の九条大宮バス停から202系統の市バスで次の目的地である清水寺に向う。