【2009年11月22日(日)】
寒くなった日曜。どうしようかと迷いながらも9時過ぎに上野の国立博物館に向かった。「皇室の名宝-日本美の華」を観に行った。12日~29日までの第2期は「正倉院宝物と書・絵巻の名品」である。
昨年奈良の国立博物館で行われた第60回正倉院展を観に行ったが、時間が良かったのかそれほどひどい混み具合ではなかった。
が、今日は10過ぎにすでに20分待ちとなっていたのには驚いた。そこまで熱心に観賞に来る人たちが居ること自体に感服してしまう。
館内に入ったところで、どの展示品の前も黒山の人だかりで、じっくりと観賞など出来はしない。
だが、やはり御物の工芸技術はたいしたものである。前の人の肩越しにでも螺鈿の細やかさや筆先の息遣いなどは感じられた。
帰りがけ、行列は更に延びていて40分待ちとなっていた。