【2009年10月14日(水)】結婚25th<京都・奈良&伊勢志摩の旅>」Vol.7
東山で結婚25thの骨董器を購入したその足で、本日の夕食を予約してある祇園の「大神」へ。
(※:後で知ったのだが、この店は先日刊行されたのミシュランの京都・大阪版に一つ星として掲載されていた)
数年前から通わせていただいているので嬉しくもあり、予約が更に取れなくなりそうで嬉しくもなしではあるが、18時少し前にお店に顔を出すと、もう少し時間下さいと言うことで、周囲を一周して18時丁度に店内へ。
青華堂のお上さんが言うように、旬の粋を心得ているのは料理ばかりでなく、狭い店内の装飾の掛け軸にも表れる。
カウンター9人掛けのカウンター割烹で、自分の他に二人の料理人がいる。一人はうちの息子と同年齢だが、妻が、随分しっかりして顔付きが変わったわね!と言うくらいに鍛え上げられているのだろう。
青華堂で買ってきたマイ猪口をその場で洗ってもらって、玉の光を飲みながら、本日の饗宴につく。
大神に来る度、和食の真髄を知る思いがする。季節により、また素材のより、年月により、同じものは二度とは出てこない。一日あるいは一膳ごとにその場その時の真骨頂が窺えるのである。ただ、敬服するのみ。
店に入った時から、お帰りは何時になりますか?と気にしてくれる。2時間は掛かりますからという言は十分知っているが、今日もあまり時間がなく、20時には、と答えると、乗り遅れないようにしておくれやとの返答。前回は新幹線発車直前で無念をなったが、今日はこれから奈良であるので、いくらでも大丈夫だ。
大神 (割烹・小料理 / 四条、三条、河原町)
★★★★☆ 4.5