【2009年9月22日(火・祝)】
深大寺は蕎麦で有名であることは言うまでもないが、仏像でも見るべきものがある。釈迦如来倚像は境内左手の近代的な建物釈迦堂に安置されているため、参詣コースからややはずれ分かりにくくなっている。
関東には珍しい白鳳時代の金銅仏である。釈迦如来の金銅仏はあるが、このように椅子に座り、両脚を地につけている姿の釈迦如来倚像自体も非常に珍しい。ガラス越しに見るために光が反射し細部までは見にくいが、微笑んでいる顔が親しみを覚える。
堂内には釈迦如来像の左右に文殊・普賢の両菩薩の絵が掛けられ、手前には不動明王も安置され、また以前の梵鐘もここに配されている。
深大寺に来た目的が達せられたので、人が多くなければ蕎麦を手繰るところだが、今日のところは蕎麦に見向きもせずに、バスに乗り込んで帰途に着いた。