【2009年7月26日(日)】
毎年、夏の期間に課題図書を決めて読むことにしている。
今年は何にしようかと迷っていたところ、最近読む本と言えば、ビジネス本と趣味本ばかりで、じっくりと大作と取り組むことがないと自省していたので、この2冊にした。
1冊は、ドストエフスキーの「罪と罰」。亀山郁夫訳で光文社古典新訳文庫で3分冊で出ている。以前読んだ(と言っても学生時代)ものとは違うし、字が比較的大きく読みやすい。とは言ってもヘビーであることは変わりない。
もう1冊は、久しぶりに上梓された高村薫の小説「太陽を曳く馬」。こちらは上下巻である。高村薫は尊敬する作家の一人である。本として刊行されている著作物は全て読んでいる。「晴子情歌」「新リア王」と近代日本政治を扱った小説が続いたので、合田雄一郎モノは楽しみである。