【2009年2月21日(土)】箱根のんびり湯Vol.2
小田原から海沿いを進む東海道線から海を眺め、いくつかのトンネルを抜け、4駅目の湯河原駅のホームに降り立つと、そこには大勢の人が降りてくる。そして改札を出ると、湯河原梅まつりの会場へのバスを待つ長蛇の列に出くわした。湯河原の梅は7分咲きということだった。
駅前のロータリーには、兜姿の「土肥実平夫婦像」が建てられている。その周りには、最近新聞の折込チラシにも入ってくる温泉付きのリゾートマンションが建設されている。天然温泉付きのマンションはうらやましい。
駅前の商店街をうろうろとして、寿司屋を探す。湯河原ルートに来たのは、小田原か真鶴か湯河原のどこかで地魚を食べさせてくれる寿司屋があるだろうと思って期待していた。箱根へのバスの便がいいのが湯河原だったので、町には何軒か寿司屋があるだろうと思っていた。
少し歩くと寿司屋が見つかった。だが、営業中ではない。店の前に酒屋があったので聞いてみる。「この辺でお寿司屋さんありませんか?」「そこにあるでしょ」「やっていないんですけど」「このへんじゃ昼から寿司食べる人いないからね」「他にありませんか?」「この先にあるけど、やっているかね」という、湯河原寿司屋事情が分かったので、半ば諦め、他の場所を探すも住宅街しかなく、結局寿司は諦め、12時40分発のバスに乗ることを優先に、駅前の蕎麦屋で「ひもの付きのそば定食」を食べることになった。
「10分ぐらい掛かります」と言われたが、一応干物は食べておこうと注文。古代そばと称しているそばは豊かで深い風味の美味しいそばであった。
店内は入れ替わりでお客が入ってきていた。