【2009年1月3日(土)】
東京国立博物館の「博物館に初もうで」と題した新春イベントが1月2日~25日まで行われている。その中に、寛永寺との連携事業で「寛永寺根本中堂特別拝観」に行ってきた。上野寛永寺の敷地は実は広大で、いま上野の山と言われる地域全体が境内だったようだが、その中心である根本中堂は芸大の裏手に位置している。
東叡山寛永寺円頓院と言い、天台宗の関東総本山だ。
【寛永寺】
普段は公開されていない根本中堂の本堂に祀られている十二神将が公開されるというので拝観させてもらった。篤姫の影響で訪れる人も思ったより多い。門を入ると本堂の屋根が両翼を広げたように拡がっている。本堂に上がるには博物館の半券が必要なようだったが、友の会の会員証を見せてもOKだった。
本堂内には徳川歴代将軍の肖像画も展示されていたが、あまり興味はないので、元禄時代に制作という十二神将像を見に行く。江戸時代のわりには平安時代に近い作風が感じられた。
秘仏の本尊薬師如来はやはり公開されておらず、御前立ちが祀られていた。
堂内で朱印をお願いする。丁寧に対応してくれた僧の硯の脇には半紙に「瑠璃殿」と練習した文字の跡が残っているが微笑ましかった。