【2008年12月29日(月)】ゆったりの京師走Vol.9
【竹林】
大河内山荘の門前が有名な竹林で、多くの観光客が散策し記念撮影している。
鬱蒼とした真竹の森で、昼でも竹林の間の道は暗く、クルマは点灯している。
何度か嵯峨野は訪問したことがあるが、大河内山荘が初めてだったので、野宮神社付近ではなくここの竹林を通ったのも初めてのことだった。
【野宮神社】
竹林を散策し、天竜寺の北門を通って野宮神社に出ると、観光地という感じが漂ってくる。多くの参詣者というよりも観光客が集っている。
この神社で見るべき黒木鳥居も苔庭もあまり関心は寄せられていないようだ。合格祈願や縁結び祈願にはそんなことは関係ないので、仕方はない。
社務所というものではなく売店でご朱印をお願いすると、「判子だけですが、よろしいですか?」と青年に尋ねられた。判子だけというのは、書き手がいなく、また既に書かれた紙でもなく、本当にスタンプなのだろう。どんなものか見たくもあったのでお願いする。すると、嵯峨野めぐり第一番祈願所とある。ご朱印も所詮スタンプラリーに変わりはないのだが、朱の印には墨文字が似合うのだなと思った。
16時過ぎ、これで今日の嵯峨野めぐりは終わりなので、バス道へ出ると、タイミングよく野々宮のバス停に京阪三条へ行くバスが来たので乗り込む。嵐山の渡月橋付近は原宿状態で、記念品を買おうと店先に集まる人たちなどで、ゆっくりと風情を味わって歩ける状態ではない。
混雑する河原町通りを久しぶりに見て、南座の近くの三条河原町のバス停で降りると17時だった。
祇園白川の辰巳大明神にお参りして、骨董を見に吾目堂に向った。
<野宮神社 右京区嵯峨野宮町1>
<吾目堂 東山区新門前通花見小路西入る>