【2008年12月29日(月)】ゆったりの京師走Vol.4
清涼寺の境内の一角、本堂の横に湯どうふ「竹仙」の店がある。清涼寺に来る前に並んでいた森嘉の豆腐を使った豆腐料理を供してくれるお店だ。特に予約しなくとも大丈夫かと思って、12時半に店内に入る。中は座敷で、数組のお客が既に上がっていた。
【ゆどうふおきまり】
昼のゆどうふおきまりを注文する。程なく何品かの豆腐料理が載ったお膳と湯豆腐鍋が運ばれてくる。最初に食前酒の梅酒を頂き、お膳の上の胡麻豆腐、生麩のかぶらあんや聖護院大根の焚き合せなどを頂く。その後にも揚げ物などが来る。
鍋には豆腐のほかに湯葉と春菊が入っていて、先にそちらを食べるようにと案内された。豆腐は絹ごしでやわらかい。大き目の器に入ったタレをつけると豆腐の甘みが伝わってくる。
京都では南禅寺の奥丹や順正といった湯豆腐屋をはじめ色々な店で湯豆腐を食べたが、どこもその店の豆腐へのこだわりがあって食し方が違うのは面白い。
食べている間にも予約客をはじめ多くの客が入ってきていて、出るときには待っている組もあるほどだった。
<竹仙 右京区嵯峨釈迦堂前藤ノ木町46 清涼寺内 TEL:075-882-3074>