【2008年12月20日(土)】
ちょっと仕事を片付けにオフィスに行くと、恵比寿ガーデンプレイスでは恒例のバカラのシャンデリアが飾られているセンタープレイスで生演奏会が模様されていて、平日以上の賑わいを見せていた。バスツアーで回るほどのところかと思ってしまう。
昨年は皇太子の娘の愛子さんがクリスマス・イヴに見に来られたとかで話題になっていたが、今年も大勢の人がシャンデリア目当てに訪れている、というか押し寄せている。
「Baccarat ETERNAL LIGHTS -歓びのかたち-」は11月から飾られている。250ものバカラのシャンデリアが、不況とは関係なく点灯している。クリスマスぐらい明るくと思いたいところだが、昨今の経済情勢は政治の無策が助長するような政権下では好転は望むべくもない。
職を求めてくるハローワークの若者にものを言える首相とは、どういう神経の持ち主かと改めて自国のトップの無邪気さと無神経さと無理解さを嘆くしかない。そのこと自体が無意味と分かりつつの閉塞状況は嘆くだけの空しさと徒労感を倍増してしまう。
民意という御旗を掲げ、フラットな組織体でフランクなトップの姿を描こうとする裸の王様とはこういうことか。
さて、我が家での飾りつけはと言えば、玄関には法隆寺と興福寺の松かさを取り入れたデコレーションリースを妻が手作りし、リビングには数年前に買ったツリーの台座の目隠しを包装紙で自分で作った。
派手なイルミネーションを見に行くのも、家で手作りのデコレーションを楽しむのもよい。だが、サンタクロースは一国のトップではないことだけは確かだということだろう。