【2008年9月6日(土)】
2008年夏旅行:タイ<チェンマイ&バンコク>-Vol.40
バンコクの市内観光は何度かしているが、王室御座船博物館には行ったことがなかった。人知れず優れた博物館らしいが、交通の便が悪い。川で行くには定期船の発着場が近くにはない。陸で行くにはかなり遠回りとなるし、他の所に行くにも不便になる。ということでボートのチャーターになった。いくつかの橋を通り過ぎ、左に曲がって行くと、右手に「王室御座船博物館」が見えてきた。
【王室御座船博物館】
博物館横の船着場にボートが止まって上陸。料金を払って中に入る。まだ誰も来ていない。
いわゆるドックのようになっている博物館には数隻の煌びやかな御座船が展示されている。息を呑むほどの煌びやかさ。タイ王室の権威を象徴した船だ。船体自体のフォルムも美しいし、船首や船体の飾りも凝っている。船体は漆が塗られ、その上に輝く石が細かく埋められている。
王様や王族が座る「御座」がその権威を表しているようだが、タイ人の王室に対する敬意が感じられる。この船で船団を組んでチャオプラヤを行き来していたシーンの写真があった。そこに川と共に生き、王室と共に歩むタイ国の姿を見ることが出来た。
その後3組ほどの観光客の見物と地元の親子が学習に来ていた。記念のために図録を購入するがちょっと高かった。