【2008年9月2日(火)】
2008年夏旅行:タイ<チェンマイ&バンコク>-Vol.19
9時45分ワット・プラ・タート・ドイ・ステープ寺院に到着。麓の入り口から山頂まではエレベータのようなケーブルカーに乗って移動する。
標高1080mの山頂は霧雨で煙っていた。晴れていればチェンマイの市街が一望できるという。
タイ仏教の聖地として崇められるこの寺院は、ワット(寺)・プラ・タート(仏舎利)・ドイ(山)・ステープ(山の名)という意味で、1383年にクーナー王が建立する際に、仏舎利を背負った象がこの山に来て寺院の場所としたことに由来するという。
日本の仏像は今でこそ鍍金が剥がれてしまって金色ではないが、当初は金箔が施されていてキンキラだった。タイの寺院では寺院本体も仏像も金で覆われている。中には金箔を仏像に貼って寄進する人も多い。
仏塔は修復中だが、仏塔の周りの回廊には四方に仏像が安置されていて、裸足になって上がって参拝できる。地元の信者だろうか熱心にお供えをして拝む姿が見受けられた。
上座部仏教はおそらくすべて釈迦の姿を仏像にしているのだろう。それにしても夥しい数の仏像が様々なポーズや表情でここに安置されているのには驚くばかりだ。また壁画にも彩色が鮮やかに施されている。
それに加えて写真撮影はどこでもOKなのは日本と違っておおらかである。ここは拝観料が必要だというが、ほとんどの寺院は必要なく、信者の寄進によっているという。
麓からはこの350段の階段を登ってくる。膝を痛めていたので帰路もケーブルカーになった。