【2008年6月29日(日)】奈良国宝の旅Vol.38
二月堂の階段を下りてから、法華堂の前にある四月堂に回る。小さなお堂であるが、中に入って拝観できる。
係りの僧侶が簡単に解説してくれた千手観音立像は、体躯の両脇からにょうきにょきと太い腕が左右に生えて様々な持物をもって、動いて生きているようにさえ感じられる。映画のスターウォーズの妖怪に出てきそうな異様な感さえあるが、願いを叶えてくれる実体像として身近に感じられるような気がした。
狭い堂内ではあるが、熱心な拝観者が朱印を求めて上がってくる。外国人も朱印帳を持参しているのも目にした。
他にも可愛い象に乗った普賢菩薩が厨子に入って祀られている。