【2007年12月30日(日)】大阪・京都年末旅行Vol.14
相変わらず風は強く、宇治川には白い波頭が立っている。朱色の欄干の朝霧橋が青空に映える。その橋を渡り、中の島へ。
夏の時期は鵜飼が行われるらしいが、冬の今は鵜も活躍できずに可哀相に小屋の中に繋がれて寒さをしのいでいる。当然ながら観光船の乗船場もこの時期は閉鎖されていている。
遠くからも目に付く浮島十三重石塔(重文)。十三重塔というのは珍しい。そういえば、どうして塔は奇数なのだろうか?
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昼食は平等院側に渡ったところに何軒かある店の中から選ぼうと思っていた。が、年末のこの時期に観光客も少ないのでやっていない店がほとんどだ。救いの神のように開店していた「鮎宗」に入る。料理旅館というので、その時期にはここに宿泊して、宇治川の鵜飼や納涼を楽しむのだろう。
名物の鰻いいむしは、餅米のおこわの上に鰻の蒲焼が載せられて竹の皮に包まれて蒸されている。紐を解いてタレをかける。
温燗がお薦めとご主人が勧めてくれた店名と同じお酒は寒い身体を温めてくれた。