【2007年12月15日(土)】Vol.12
光明院から西に坂を下り突き当りを左にそして右に曲がると、京阪電車の鳥羽街道駅はすぐだ。12:29分の電車で北へ向う。目指すは四条。
10月に京都に寄る少し前、テレビ番組で壹錢洋食の肉玉子が紹介されていた後に、池袋のデパートで期間限定で出店していた時にで妻が食べたところ、「うーん?」という報告。ここで昼食を取るためにルートを考えることもないという。しかしながら、一度は味わいたい、が、敢えて祇園を昼食ルートにすることもない、というが、今回は午後を祇園から北東の真如堂と金戒光明寺にしたので寄る予定にした。
四条通りから縄手通りを入ったすぐ右手の店の前は何度も通ったことはある。賑やかな店頭で注目は集まる。が入るのは初めてだ。
店頭には並んで待っているお客さんがいたが、持ち帰りを待っているらしく、店員さんが中に入れてくれた。丁度ランチ時なので割りと混んでいる店内のテーブルに着くと、隣に先客がいた!
回りを見ると他のテーブルにも和服姿の女性が何人かいるが、皆人形だ。お客さんも特に動じることなく食べていたりするのも妙な感じがしたが、座ると同時に「1枚焼いてよろしいか?」と来た。まぁ食べに来たのだからそれは頼むのだが、他にメニューはないのかと思いながらもとりあえず「はい」と答え、再度回りを見渡す。
壁には壹錢洋食(豚玉子)とビールなど飲み物3種類しか書かれていない。
テーブルの上にはこんなメニューがあった。
待つこと数分。
メニューと同じ壹錢洋食が出てきた。関東でいうところのお好み焼だが、大阪では豚玉、そしてこの店では壹錢洋食というらしい。
小麦粉に玉子、豚肉、長葱、九条葱、コンニャク、ちくわ、天かす、紅しょうがが入って焼かれていて、その上にソースと刻み海苔がかかっている。京都にしてはあまり薄味ではないがこってり感はない。「うーん?」という感じはその通りだが、これ目当てに持ち帰りで並んでいる人がいるのは地元ではかなり好まれている証拠だろう。
店員さんは呼び込みで修学旅行生もご利用くださいなどと言っているが、この店には変な張り紙があった。「面白マッチ有ます オス・メス(ペア) 二〇〇円」一体何?壹錢洋食自体も店自体も面白い?ところだ。