【2007年11月17日(土)】 Vol.2
春に来た時は、富士家ホテルの角を左に曲がった日帰り入浴に行ったが、今回は曲がらずに宮ノ下温泉のバス停を越えるとすぐに「楽遊壽林 自然館」の看板と提灯が見える。
観光案内所近くの地図で確認した時には、もっと遠い感じだったので、やや不安感が募る。
この提灯の先を降りると、その不安感は現実になった。実に下り坂が長いのだ。どうやら施設の屋根らしきものは見えるのだが、下り坂が続く。途中で暖簾のかかった入口の門が現れる。
と、そこにはインターホンが付いていて、入館者制限をしているのでそのインターホンで問い合わせるようにというようなことが書いてある。するとその門の向こうの石段を上がってくる
ペアがいた。11時のこの時間にもう帰るのか?満員か?このまま下って満員で入れないと悲惨だと思い、インターホンで問い合わせる。大丈夫ですとの声に安堵して暖簾をくぐるが、更に下り階段は続きようやくのことで施設の玄関に辿りつく。
入場料は2,500円。やや高めではあるが、入場制限されるくらいなので、混雑することも少ないのだろうし、子供連れの賑やかな家族連れも少ないので、落ち着いて過ごすことが出来そうだ。
バスタオルと浴衣は料金に含まれている。荷物をロッカーに入れ、館内を視察。玄関の階には休憩所、一つ下の階に食堂、一番下が風呂場となっている。タオル類を持って脱衣所へ。
すると、もう数人が既に入っているので、脱衣カゴも全て埋まっている。貴重品は預けたので、荷物をまとめて風呂場へ。
ドアを開けると内風呂と洗い場が数箇所。ゆっくりと湯を浴びて、内湯で温まり、外の露天へ。露天は内湯から下がったところに一つ。更に階段を下りて、もう一つ。そして個人風呂がその先の階下に、と3段構えとなっている。
檜風呂で、源泉かけ流しなので湯量は豊富で手をかざすと結構熱い。だが、湯船全体はぬるめの温度となっており、ゆっくりと入ることが出来る。
目の前は箱根外輪山の一部が紅葉した景色を独り占めできる。紅く染まった楓が時折風に吹かれて湯面に落ちてくる。