【2007年10月13日(土)】Vol.2
清涼寺の拝観は9時からなので嵐山をブラブラと歩いてから清涼寺に向おうと思って、早い時間のバスにした。7:38に京都駅を出発したバスは、堀川通りから四条へ、その後3年前に行った松尾大社の大鳥居を左手に見て嵐山へと進む。
嵐山公園に着いたのは8時半前。清々しい気候で桂川の水面も空の青さを映し輝いている。
それにまだ観光客の姿はほとんどない。料理店やお土産店も開店しておらず、賑わう前の静けさの中、嵐山をバックに渡月橋を撮影するのも人波を気にせずに余裕。人力車の客待ちのお兄さんたちもまだ活動できずに手持ち無沙汰の状態。
あと1ヶ月もすると紅葉のシーズンできれいだろう。が、賑わい以上の騒々しい混雑となるだろう。美しい景色と人混みはトレードオフだ。
JR東海のそうだ!京都行こうのお馴染みのCMは、いま、嵯峨野の常寂光寺の多宝塔の紅葉となっている。紅葉でなくともあの多宝塔は見ておきたい、すると二尊院にも寄りたい・・・となってしまう。だが、今回は広隆寺へも東寺へも泉涌寺とその塔頭にも行かなければならないので、そこを堪えなくてはならない。嵯峨野はまたいつか来よう、湯豆腐も食べなくてはならないから。
天龍寺を左に見た後、JR山陰本線の踏切を渡り、更に真っ直ぐにしばらく歩くと細い道の向こうに大きな山門が見えてきた。
清涼寺は初めて拝観するが、勝手に小さな御堂の寺と思い込んでいたので、山門の大きさに驚いた。