【2007年9月9日(日)】
実家の都合により「防火管理者」の資格を取得しなくてはならず、その講習会に9月8日(土)、9日(日)と2日間通ってきた。土日の2日間が講習の日を選んで申し込んだのは6月半ばである。秋葉原にある消防技術試験講習場というところへ行っての受講であった。
消防法に規定されている防火管理者をおかなくてはならない建築物というのがあり、実家がそれに該当するのだが、受講生の多くは企業の総務や店舗の従業員などのようである。
240席の講習会場はほぼ満席で、各デスクにはモニターが備え付けられている。
防火管理は火災の発生を未然に防止し万一火災が発生してもその被害を最小限にとどめるための適正な管理を行うもので、極めて大切な任務である。
講習会の内容は次のように幅広く網羅している。
1日目:防火管理の仕事、意義と制度、出火防止と火災事例、建築物の防火施設と設備、消防用設備の操作要領
2日目:危険物の安全管理と災害等の対策、自衛消防、防火管理の進め方と消防計画、効果測定
これを2日間で行って全て分かるわけにはいかないが、防火管理の最低限の意義は身に付いた。千日前ビル火災や歌舞伎町のビル火災などのビデオで火災事故の痛ましさを目の当たりにすると防火管理の重要さが理解できた。
消火設備の実習もあるが、テキストも電話帳と同じくらいの厚さになる。
講習の最後は20問の三択のテストがあり7問間違えると補講となる。というので重要箇所はマーキングしたり、講師の注意点をメモしたりと2日間眠い中で受講した甲斐があり、無事に100点を取り資格を取得できた。