【2013年5月4日(土)】ぶらりのんびり京都・奈良の旅#9
ゆっくりとした朝を過ごして、向ったのは興福寺。
最初は南円堂。創建1200年を記念して開扉されているので、不空羂索観音菩薩坐像が拝観できる。
南円堂と北円堂のセットで1,200円の拝観料が興福寺友の会で半額となった。
比較的空いていて、並んでも直ぐに入れた。外観より堂内は広く感じられ、ひんやりとしている。
エコバックの靴袋に靴を入れて、北面から時計回りに堂内を巡る。
東に向いて座る不空羂索観音菩薩坐像は、運慶の父康慶の作。1189年に再建されている、ふくよかで穏やか、たおやかでも迫力のある堂々とした仏像である。
外で読経の声が聞こえるなか、堂内では香が焚かれ、不空羂索観音菩薩の回りには躍動感のある四天王が取り囲む。
堂内で佇んでただひたすらに不空羂索観音菩薩の醸し出す気の流れを感じていた。