【2012年12月31日(月)】師走の京市内と大和路を歩く#51
法華堂は只今須弥壇修理中のために閉鎖中。
工事が始まる前に、最後の仏像勢揃いも拝観出来たが、もうみうらじゅん氏が幼いころに、お堂の畳で寝っ転がって見ていた光景姿には戻らない。
修理が始まったころには間近に礼堂からガラス越しに日光・月光菩薩などを見ることが出来たこともあった。
白蟻のせいで須弥壇が痛んできたと聞いたことがある。
修理後はどうなるのかも楽しみではある。
で、その前の四月堂へ。
ここの千手観音様は、「にょきにょき」という表現がピッタリの腕を持つ観音様。
ダイナミックで腕が生えてきているように蠢いている姿が何とも言えずに好きである。
お堂に上がらせていただき、ご朱印をお願いすると、法華堂のご朱印も書かれているという。
先ほど、東大寺ミュージアムで法華堂の不空羂索観音様を拝観してきたので、ご朱印をいただいてもいいかなと思ってお願いした。
小さなお堂ではあるが、本尊の千手観音立像の右には阿弥陀如来坐像と普賢菩薩が。
本尊の向かって左には薬師如来坐像、弘法大師像、そして阿弥陀如来立像も安置されている。
この小さなお堂、占有していていたいところである。