【2012年8月13日(月)】2012年夏福井・奈良・京都旅行#45
円成寺を出て、歩き始めて約40分。林の中を歩いているとこんもりとした森が見えて来た。
神社や寺院を見つけ出すのはお得意となっている。大抵が大きな木々が目印である。(勿論そうでないこともあるが)
きっとあそこだろうと思った場所に鳥居があった。
どこか惹きつけられる美しい社が見える。
「立磐(たていわ)神社」と称するこの本殿は春日大社の第四殿を1747年に移築したものとのこと。
一間社春日造檜皮葺の重要文化財である。ご祭神は天手力男命とのこと。
その先左手にも神社がある。
こちらが「夜支布(やぎう)山口神社」。大柳生の氏神で、平安時代の延喜にあらわれる古い神社らしい。
いわゆる巨石信仰で、御神体は立磐神社の後ろの岩だそうである。
ここでは1年交代で集落の長老の家に神様の分霊を迎える「回り明神」という行事があるとのこと。また、夏には700年の伝統を持つ太鼓踊りも奉納されるという。
森閑とした森の中の社。誰もいない中、こころ安らぎ落ち着いた気分になった。