【2012年8月13日(月)】2012年夏福井・奈良・京都旅行#40
時系列的には、記事が前後してしまったが、
「興福寺早朝散歩#1:猿沢の池から興福寺境内を一周」の途中に
「興福寺早朝散歩#2:興福寺「中金堂」の再建の定点観測」を行って、延命地蔵から南円堂への階段を登った。
すると、南円堂の傍にある鐘が撞かれ始めた。
この鐘は朝6時、正午、夕方6時の3回、毎日撞かれる時の鐘である。鐘を撞くごとに下に置いてある石を一つづづ右から左に置いて、何回着いたか確認しているようである。
そして、南円堂の前の不動堂に参拝。
護摩壇の向こうの須弥壇には中尊の不動明王の他に多くの仏像が並ぶ。弘法大師像も安置されている。
その後に西国三十三所観音霊場の第九番札所である南円堂。
八角円堂は813年の創建以来4度目の再建で現在のは1789頃という。八角の一面は6.4m。
本尊は運慶の父康慶作の不空羂索観音菩薩像、周りに四天王が囲むが、10月17日のみ開扉。
「大般若転読会」は一度外から伺ったが、読経と経典を転ずる響きが体内に伝わるほど迫力がある。
傍らに、釈迦の第一尊者の賓頭廬(びんずる)尊者が祀られている。
右手と左手で3回づつ頭をなでると、無病が約束されるという。右脇から触ることが出来る。
更に右隣の一言観音へお参り。
堂内には上がれるが、十一面観音、毘沙門天、地蔵菩薩は開扉されていはいない。
ただ、「一言」お願いする。
早朝から参詣者は後を絶たない。
また、納経所も6時には開いている。中を覗くと朝食をとられていたので、しばらく待ってから、南円堂と一言観音の御朱印をお願いした。
その後再び三条通りをJR奈良駅方面に歩いてホテルに戻った。この時点で早朝散歩といえども2時間近くで6,000歩超歩いていた。