【2012年2月18日(土)】(東京古寺探訪#44)
浄閑寺の寺務所の僧侶に「荒川区南千住まちあるきマップ」をいただき、「永久寺さんはどちらになりますか?」とお伺いすると、門を出て右に行って大通りを左に行くと直ぐですと、ご丁寧に教えていただいた。
門には「目黄不動 天台宗 永久寺」とある。
外観は曲線とガラスが使われた近代的な本堂である。門が閉まっているので、脇の扉から中に入ると、左手に不動堂がある。こちらの建物も意匠が斬新である。
「目黄不動は、江戸五色不動の一つとして知られている。江戸五色不動とは、目白、目赤、目黒、目青、目黄の各不動尊のことで、1624-43年、徳川3代将軍家光が寛永寺創建で知られる天海大僧正の具申により、江戸府内の名ある不動尊を指定したと伝える」と門前の看板に書かれていた。
不動堂内は手前に護摩壇があり、奥に本尊の不動明王が脇侍を従え、朱色の火焔光背を背にして堂々と立っている。
本尊は、細面痩身ではあるが、尊顔は眉を吊りあげて憤怒の相を示している。
庫裏のインターホンを鳴らして「ご朱印をいただきたいのですが」と言うと、「これから出ちゃうので、書いてあるのであれば」とのこと。「えぇ、それで構いません」「では、右手の玄関に来て下さい」との応え。
「ご住職、お忙しいところすみません」と言って、日付を入れていただいたご朱印をいただいた。
これで、江戸五色不動(目黄は2ヶ寺なので6ヶ寺)すべて制覇した。
ちょっとした達成感。