【2010年6月5日(土)】
午前中に五月人形を片づけて、昼ごろに乃木坂の新国立美術館に、「オルセー美術館展2010「ポスト印象派」」を観に行く。
思ったほどの混雑具合ではなく、比較的ゆっくりと見ることが出来た。「ポスト印象派」とは以前は、後期印象派と言っていたが、印象派の後半期を表すのではなく、1880年代半ばから1900年ごろにフランスで活躍した、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、スーラといった画家たちを総称する。
印象派のアンチテーゼとして、確かな形態描写、堅固な構図、鮮やかな色彩、観念的なものへの志向などの共通点を持つが、作風は画家それぞれに異なる。
昔にあちこちの美術展や美術本で観た画家たちの作品が豊富に集まっていて、自分としては懐かしい思いで会場を回った。
ドガ、モネ、シニャック、スーラ、セザンヌ、ロートレック、ゴッホ、ゴーギャン、ベルナール、ボナール、モロー、ルソー、ヴュイヤールといった画家たちの代表作が一堂に勢ぞろいしたようで、見応えがあった。
ただ、イヤホンガイドを借りている人が多すぎて、立ち回りにくかったが。
ここに来ると思うのだが、カフェやレストランの数が多いことだ。美術鑑賞後の一休みではなく、おしゃべり目的で来る人も多いのではなかろか?コレクションを持たないから集客のためなのだろうか?