【2010 年5月3日(月・祝)】平城遷都1300年祭の旅-春篇Vol.50
南大門から真っ直ぐに伸びて大仏殿の中門に至る道も、もちろんすごい混雑状況である。自転車で進むには限界である。ふと見ると左手に道が伸びている。戒壇院へ続いているかも知れないと思い、そちらの道に出る。混雑状況は緩和された。
戒壇院の下で自転車を止めて、戒壇院への階段を登る。これまで何度かここに来たが、一番多い拝観者である。とは言っても、ここは天平期の塑像である四天王に興味がある、どちらかと言えば仏像好きな人間しか来ないであろう。
お堂の中は人がいても、拝観に邪魔になるものではなく、むしろ順番と間を守って仏像鑑賞をする人たちのおかげで、秩序正しく整然と四天王を拝観することが出来た。
正面左側から入って、増長天、広目天、多聞天、持国天と回って、最後に壇の中央に安置されている多宝塔を拝観した。
四体とも実に見事な彫像で、実際に動きだすのではないかと疑いたくなるほどであり、いつまでも見とれてしまう。