【2010年2月11日(木・祝)】
12月に高校時代の恩師から「青山談話室No.28」という小冊子が突然送られてきた。添え書きに、「古都愛好家」だと聞いたのでと添え書きがあった。その後礼状を出し、先生の随筆に掲載されていた毘沙門堂に年末に行った際の感想と
ブログを添えて手紙を出していた。
「青山談話室」というのは高校の先生たちが寄稿しており、恩師が主宰をしている年に一度刊行するもののようであるが、ある日電話が掛かってきて、「ちょっと書いてみませんか」と言われた。原稿用紙10枚程度すぐ掛けるでしょうとも。
その後参考までにということでバックナンバーも送っていただいた。
引退した学校の先生たちが読者というプレッシャーもあり、テーマを決めるのに一苦労。更にあちこちの参考資料を集めてポストイットするのも一苦労。大まかなプロットを作るのも一苦労。と難渋の末に、ようやく原稿用紙12枚分に参考図表と写真で構成された文章が完成した。
タイトルは「興福寺「国宝 阿修羅像」を巡って」とし、昨年東京での「阿修羅展」と奈良での帰山記念の「お堂で見る阿修羅」の感想を入れて、西金堂を創建した光明皇后と影響を受けた「金光明最勝王経」の「夢見金鼓懺悔品」のシーンとを織り交ぜて、光明皇后が託した思いが仏法による平和の実現であろうとして、阿修羅像の魅力をまとめてみた。
普段書きなれてない雑文を書いたので相当疲れた。採用か不採用か気になるところである。