【2009年5月4日(祝・月)】桜海老紀行Vol.5
「にい家海遊亭」からの迎えの車は、すぐに来てくれた。ホテルまでも5分とかからない。15時半前に到着。
フロントで宿泊手続きをした時に、「お会計は現金でお願いします」と言われ、愕然。キャッシュをそんなに持ってきていなかった。宿泊代は支払えるのだが、明日の行動が出来なくなってしまう。まぁ、銀行はどこかにあるだろうと、一旦部屋に案内してもらった。
部屋の窓からは戸田港が一望にできる。戸田の港は自然があふれている。港を囲むように山が迫り、堤防の役割を果たす自然の岸壁によって、湾内は穏やかでしかも水が澄んでいる。宿の直下になる岸際にもゴミはなく、魚が見えるのである。
窓の外をいくら眺めていても飽きることはない。すると、漁船が何艘も湾内でサークルを描くようにパレードを始めた。宿の人に聞くとこれは漁船が戻ってきたのを家にいる奥さんたちに知らせているというのだが。いく艘もそういった円を描いて湾内を進んでいるのを見るのも初めてのことだった。