【2009年1月1日(祝・木)】
実家では毎年有名料亭のおせちを購入していたが、今年は初めて「寿矢」のおせちを買った。秋に母親が寿矢に行った時に既に第1号の予約を入れていた。12月に寿矢に言った際に2セットと別注文のチーズの味噌漬け2本と料金を再確認した。
大晦日に夫婦二人で京都に旅行している最中、寿矢におせちを取りに行った子供から妻に電話があり、2本別注文したチーズの味噌漬けが1本しかない、なので料金も違うが、どうしたものか、と。店がてんやわんやの状態だということが分かるので、それでいいから、と伝える。この日に250セットを捌くのだ、相当な混乱はあって当然だろう。
元日、おせちは無事に開けられた。
寿司屋のおせちは初めてだが、通常のおせち同様に、煮物、練物、焼物と種類も豊富で彩りもよかったが、やはり魚は秀でておいしかった。
17日に年明け初めて寿矢に行く。京都で買ったお年賀を渡すと、成田山の参道の酒屋で仕入れた日本酒をフルートで頂いた。
おせち調理の裏話を聞きながら、早くも出てきた筍を味わう。年末のおせちは大変なようだったが、無事に終了出来たという。が、「うまくいった」からと言って気を緩めてはいけない、とお手伝いに来られた料理人から言われたという。
食の安全は守られて当然だが、それに加えて期待に応えるための技量と意識を保つのも大変なことだ。
チーズは好評に付き、現在は品薄とのこと。まだ完成していない、よく漬かっていないチーズを試食させてもらったが、チーズのままで味噌漬けにはなっていなかった。1ヵ月後には、暮れに足りなかったもう1本を取りに行けるだろう。