【2008年12月30日(火)】ゆったりの京師走Vol.21
年末に京都を観光する人は大晦日は非常に多いが、比較的空いていて神社仏閣を廻るには都合がよい。だが、多くのレストランは一部を除いて休みになってしまうので、選択の幅が狭まってしまう。
そこで見つけたのが、この「Ristorante t.v.b」(ティ・ボリオ・ベーネ)イタリア語で大好きと訳すらしい。祇園南の小路、町屋を改装したオシャレなレストランだ。
昨年末に安参が29日にやっておらず、他を探そうとここを目指していたのだが、ガルガンチュアに行ったので、今回はリベンジでもある。
時間の少し前に歩いていると、店の前で写真を撮る中年グループや丁度タクシーで乗りつけた老婆とその娘など、店の外観のイメージと客層とがアンマッチな感じを持った。
ディナーコースは8,000円、10,000円、12,000円の3コースがあったので、真ん中のコースをオーダーする。
昆布〆した甘鯛、淡路の穴子の焼霜 鷹峯葱のサラダ仕立て、紅ずわい蟹とオレンジソースの冷製カッペリーニ、猪のラグーソース タリアテッレ、鱈の丹波の黒豆のスープ ホクホク海老芋、京都もち豚のヒレ肉のポアレそしてデザートとなっている。
やはり京の和食で使うような素材を中心にした献立作りとなっている。シャンパンを頼み料理を待つ。隣が先ほどタクシーで来た老婆とその娘(と言っても我々と同じ年代だ)の会話が耳につく。おそらく同じホテルのグレードの高い部屋に泊まってるようだが、親子で部屋が違うらしい。娘は旅慣れていることを強調するように、部屋のこととか京都観光のこととかを話しているが、足の悪い高齢の母親のことを労わっていない感じが強く感じられた。それでも母親はコースの料理に時々に驚き、おいしい、おいしいと言って食べていたのが印象的だった。
これまで、ほとんどがカウンター式の店で夕食をとっていたので、久しぶりに夫婦対面でディナーをとった。
<Ristorante t.v.b 東山区祇園花見小路四条下ル祇園町南側570-155 TEL:075-525-7070>